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引越し業者と契約を済ませたあとに荷物が増えてしまったとき

引越し見積もりは、業者の営業担当に実際に現場を見てもらって、荷物の量や間取りなどを見てもらった上で作成してもらうのが基本です。

そうすることで、より正確な見積もりが作成可能で、あとあと荷物の量の相違などで業者とトラブルになる可能性も少なくなります。

しかし、引越し業者の担当者が来た時に見てもらうのをすっかり忘れていた荷物があることを、契約後になって気がつくことがあるかも知れません。

たとえば、家の裏庭に置いてあったバイクとか、クローゼットの中に重さが100kg近くある金庫を見てもらうのを忘れた場合などです。

このように契約が済んだあとに、荷物が増えてしまった場合には、気がついた時点で引越し業者に連絡を入れるのが鉄則です。

引越し業者は、見積もり作成時の荷物の量をもとに、手配するトラックの大きさや台数、当日のスタッフなどを確保します。

いずれも見積もり金額内で収まるようにギリギリの数量で手配をしていますので、当日になって予定外の荷物が現れてしまった場合には、すべての荷物がトラックに積みきれなかったり、スタッフの人数が足りなくて引越しそのものが終わらなくなってしまう可能性があるわけです。

もちろん、引越し業者は緻密なスケジュールを組んで作業予定を立てていますから、当日になってあらたにトラックを手配したりスタッフの人数を増やすなどというのは困難です。

そうなりますと、積みきれなかった荷物はなんとか自分で運ぶ以外になくなってしまいます。

まだ、自分で運べる程度の荷物であればいいですが、見積もり作成時に知らせていなかった荷物が大量にあるとなると、最悪の場合はその日に引っ越しをするのを諦めなければならなくなるかも知れません。

その日に引っ越しができないとなれば、次に引越し業者の手配がつくのはいつなるか分からなくなり、賃貸住宅の場合だと、契約が切れてしまう可能性もあります。

さらに、引越し業者にキャンセル料まで請求されてしまったら、まさに踏んだり蹴ったりになってしまいます。

また、なんとかやりくりしてその日のうちに引っ越しを終えることができたとしても、当初の見積もりに含まれていない荷物が増えことにより、追加料金が発生してしまうことは覚悟しなければなりません。

もし、契約後に見積もりに含まれていない荷物を発見したときには、少しくらいは大丈夫だろうなどと勝手に判断しないで、なるべく早く引越し業者に連絡するようにしなければなりません。